【Audi A1日誌】あってよかったアイドリングストップ

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110329-StartStop-01.jpgアウディA1には、日本に導入されるアウディとしては初めて、「スタート・ストップシステム」、すなわちアイドリングストップ機構が付きました。これはうれしい!

アイドリングストップの必要性は重々承知しています。僕自身、コンビニや駐車場ではエンジンを停めていますし、出発前にアイドリングによって暖機運転することもありません。

しかし、ストップ&ゴーの多い都内で、信号待ちのたびにエンジンを停めているかといわれると、答えはノーです。頻繁にエンジンを始動して、バッテリーやスターターは本当に大丈夫なのか? その確信が持てないのです。クルマが故障して路上で停まってしまったら、他のクルマに迷惑をかけるばかりか、それによって引き起こされる渋滞で無駄に燃料が消費されてしまいますからね。

その点、クルマが自動的にアイドリングストップを行ってくれるのはとても安心です。メーカーのお墨付きがあるわけですから。

そういう意味では、A1のスタート・ストップシステム、個人的には大歓迎です。

A1のスタート・ストップシステムは、ブレーキを踏んで停車すると約2秒でエンジンがストンと落ちます。そして、ブレーキの踏む足の力を抜くと再始動。あたりまえですが、イグニッションキーを操作することなくアイドリングストップができるのでとても便利です。

最近は日本車にもアイドリングストップ機構付きのクルマは増えています。これらは再始動をいかに素早く、そしてショックをいかに小さくするかを競っていますから、そこから乗り換えると、A1をはじめとする輸入車勢は太刀打ちできません。

それでも、マニュアルなら気にならなかったはずです。マニュアルの場合は、クラッチペダルを踏んだときにエンジンが再始動するので、それからギアを入れて、クラッチをつなぐまでに時間があります。しかし、たとえばA1のSトロニックの場合、右足でブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換える時間だけではまだ発進の準備が整わず、そこで焦ってアクセルペダルを踏んでしまうとぎくしゃくした動きになってしまうんです。

これを避けるためには、ブレーキから足を離してから、クルマがゆっくり動き出す(クリープが始まる)まで少し待って、そこからじわっとアクセルを踏めばいいんですが、後続車がない場合はともかく、後続車のドライバーが短気だとホーンを鳴らされるかもしれません。

そこで僕は、後続車がいるときには、信号の変わるタイミングを見計らって、発進する直前にブレーキを踏む力を少しだけ抜き、時間にすれば1秒に満たないと思いますが早めにエンジンを始動しています。ただ、完全にブレーキから足を離してしまうと当然クルマは動き出してしまうので、クルマが動き出さない程度に足の力をちょっとだけ抜く、というのがポイントです。これなら、そのあとブレーキからアクセルペダルに踏み換えたときにスムーズかつ素早く発進が可能です。なお、マニュアルには書いていない"テクニック"ですので、実際に試す場合はあくまで自己責任でお願いします。

ちなみに、A1にはありませんが、エレクトロニック・パーキング・ブレーキ付きのクルマで、オートホールド機構(停車時にブレーキをから足を離しても、再度アクセルを踏み込むまではブレーキ圧が保たれる機構)があれば、ブレーキから足を離してもクルマが発進する心配がないので、ブレーキから完全に足を離しても大丈夫です。

110329-StartStop-02.jpgA1のダッシュボードには、スタート・ストップシステムを一時的に解除するスイッチがついています。スタート・ストップシステムが煩わしいと思う人もいるようですが、僕自身はふだん解除することはありません。コツをつかんで不満を解消! アイドリングストップが付いているだけで、僕は満足です。ところで燃費にはどのくらい貢献するんだろう? このあたりは今後、要チェックですね! (Text by Satoshi Ubukata)

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このページは、1to8.netが2011年3月30日 07:00に書いたブログ記事です。

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