アウディAGは、3月のジュネーブショーにてワールドプレミアとなる「アウディA1」の写真を公開した。ヨーロッパでの発売はこの夏を予定している。
アウディがスモールコンパクトクラスに新風を吹き込む。コンパクトなボディをアウディらしい上質さで包み込んだのがアウディA1だ。全長3.95×全幅1.74×全高1.42mのA1は、ホイールベースがVWポロと同じ2.47mながら、日本では3ナンバーサイズとなるロー＆ワイドなシルエットを持つ。
ユニークなのがA1のサイドビュー。ボディとは別色にペイントされたルーフアーチが特徴的なCピラーを強く印象づけている。
室内は広くて風とおしがよいデザインを目指したという。飛行機の翼をイメージしたというインパネには、エンジンのタービンを連想させるエアベントを配置する。
エンジンは、直噴ガソリンターボの1.2 TFSI（86ps）と1.4 TFSI（122ps）、そして、直噴ディーゼルターボの1.6 TDI（90psおよび105ps）の4種類。1.4 TFSIは6段MTと7段Sトロニックが用意され、他は5段MTが組み合わされる。アイドリングストップ機能も採用される。
気になる価格だが、ヨーロッパでは1万6000ユーロ（日本円で約197万円）から。日本への投入時期は未定であるが、ダウンサイジング傾向にあるクルマ社会の中で、大きな存在感を示すことは間違いない。それだけに、日本上陸がいまから待ち遠しい。
(Text by S.Ubukata)
