121018-Yumi-02.jpg10月14日(日)、FIA世界耐久選手権=WEC第7戦 富士6時間レースが富士スピードウェイで開催されました。WECはフランスのルマン24時間レースを含む、世界各国を転戦するシリーズ。富士でスポーツカー世界選手権が開催されるのは24年ぶりだとか。 WECでは、トップカテゴリーのLMP1クラスで、アウディのディーゼルハイブリッドマシーンと、トヨタのガソリンハイブリッドマシーンの対決が続いています。ルマン24時間のときにはアウディのマシーンが表彰台を独占し、「アウディの時代が来てるぅ!」と感じましたが、その後は少し雲行きが怪しい......。トヨタのガソリンハイブリッドのマシーンが、サンパウロで優勝を飾ったり、アウディを追い詰める場面が頻繁に見られるようになったのです。

しかも、富士といえば、トヨタのホームコース! トヨタチームだって負けるわけにはいきません。しかし、サーキットを見ると、ペースカーもアウディ、コース上にもアウディの広告、そしてフロントロー横にもアウディの大応援団に占領され......と、すっかり「アウディ祭り」。

121018-Yumi-01.jpg
とはいえ、アウディチームは、予選でポールポジションをトヨタに奪われ、少し苦しい展開。でも、アウディは2台でトヨタは1台。トヨタはスピードはあるものの、燃費の面でディーゼルのほうが有利なはず......。

決勝では予想外にトヨタ車の燃費が良いし、速い。さらにアウディチームには接触といったアクシデントも起き、結果は中嶋一貴選手が活躍するトヨタチームが優勝。アウディは2位と3位に終わりました。

121018-Yumi-03.jpg121018-Yumi-04.jpg
ところで、アウディのVIPルームでは、レース前にチーム関係者がトークショーを行いました。そのときに「富士ではトヨタに優勝してもらい......」的な発言が。これから戦うのにちょっと弱気だな~と私は思ったのですが、確かにそのほうが盛り上がりますよね。実際、ゴールの瞬間から「カズキ」コールがスタンドから沸き起こっていましたから。

アウディのこの大人な発言には裏に「勝たせるのは今回だけ。次はもう勝たせないよ」的な余裕を感じたのは、私だけでしょうか!?

This article is a sponsored article by
''.