新型「Audi A7 Sportback」の燃費にビックリ!

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181012-A7-4.jpg遠出する機会に、新型「Audi A7 Sportback」を借りだして、いろいろとチェックしたのですが、3.0 TFSIエンジンの燃費にビックリ!
お借りしたのは、新型「Audi A7 Sportback」の導入を記念して発売された「Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro S line 1st edition」。「Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro S line」をベースに、エクステンデッドレザーのインテリア、バング&オルフセンサウンドシステム、ダイナミックオールホイールステアリング(四輪操舵システム)、ダンピングコントロールサスペンションなどの装備が追加された限定車です。価格は1161万円!

今回は東京と三重を往復しました。クルマのスペックが以前試乗した「Audi A7 Sportback 55 TFSI quattro 1st edition」とほぼ同じだったことから、走りの印象もほとんど同じ。ということで、まずはその試乗記をご覧いただくとして、ここでは燃費など、試乗会でチェックできなかったことについて触れようと思います。

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Audi A7 Sportbackには、最高出力250kW(340ps)、最大トルク500Nm(51.0kgm)を発揮する3L V6直噴ターボの3.0 TFSIが搭載されています。低回転から豊かなトルクを発揮し、アクセルペダルを踏み込めば力強い加速を見せる3.0 TFSIは、Audi A7 Sportbackに余裕ある走りをもたらしています。

一方、この3.0 TFSIはAudiが「Bサイクル」と呼ぶ燃料消費を抑えるテクノロジーを搭載しています。これは、低負荷、すなわち、アクセルペダルを軽く踏んでいるときなどには、吸気バルブを早めに閉じる「ミラーサイクル」という技術で、わかりやすくいえば、本来は3Lの排気量ですが、あまりパワーが必要のないときには小排気量エンジンに変身します。

さらに、48V電源システム、マイルドハイブリッドシステム、AWDクラッチを用いたquattroなどを搭載するAudi A7 Sportback 55 TFSI quattroは、12.3km/LのJC08モード燃費を達成しますが、高速道路を巡航するような場面ではさらに優れた数字をマークするのではないかと思い、エコランに挑戦してみました。

往路は、集中工事区間が終わった東名の海老名JCTから新東名を経由し、伊勢湾岸道のみえ川越ICまでを、ほぼ法定速度で走行。ドライブセレクトはエフィシェンシーを選択しました。エフィシェンシーを選ぶと、アクセルをオフしたときに、条件が整えばエンジンが停止する惰力走行(コースティング)を積極的に使用するようです。これにより、高速の長い下り坂などで燃費を稼ぐことができるのです。

約290kmを走った際の燃費は......「アダプティブドライブアシスト」は使わず、丁寧にアクセルペダルを操作し、無駄な加減速を避けるスタイルで、なんと17.2km/Lをマークしました!

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正直、この数字には目を疑いましたが、さまざまな省燃費技術を積み重ねるとここまで燃費が伸ばせるものなんですね。

一方、復路は東名阪道の鈴鹿ICから伊勢湾岸道、新東名を経由し、渋滞が始まる東名の大井松田ICまでの約300kmを、今度はオートモードで走行。エフィシェンシーに比べるとコースティングを使う頻度が多少減るようですが、それでも17.5km/Lの低燃費を記録しました。2Lターボを積む愛車を大きく上回る低燃費に驚きです。

ちなみに、ひどい渋滞や一般道の走行を含む全行程の燃費は13.6km/Lで、それでもJC08モード燃費を超える数字になりました。

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燃費以外では、MMIの使い勝手をチェック。これまでのMMIは画面に触れないというのが大きな特徴でしたが、「MMIタッチレスポンス」はそのコンセプトを180度転換しました。ロータリースイッチとそのまわりに配置された少数のスイッチで操作するMMIとはまるで異なるインターフェイスには正直戸惑いましたが、搭載される機能が従来のMMIと同じかその延長線上にあるので、マニュアルを見なくともそれなりに使えました。

一方、タッチ式になって使い勝手が向上したのがAppleのCarPlayで、これまでロータリースイッチで機能を選択していたものがタッチ一発で済むのがうれしいところ。さらに、トップ画面をカスタマイズすれば、CarPlayを直接呼び出せるのも重宝しました。

ただし、MMIタッチレスポンスは、通常は画面を押して操作するのですが、CarPlayは画面に触れるだけなので、その違いには最後まで戸惑いました。

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見た目だけでなく、あらゆる部分が進化した新型Audi A7 Sportback。「技術のAudi」が強く感じられる一台でした。

(Text by Satoshi Ubukata)

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Author:生方 聡

1964年生まれ。自動車専門誌「CAR GRAPHIC」の編集部員を経てフリーランスのジャーナリストに。フォルクスワーゲン専門誌「Breeze」(現在休刊中)の編集長。

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