150831-SGT-02.jpg2015年8月30日、三重県の鈴鹿サーキットにて2015 SUPER GT第5戦「44th International SUZUKA 1000km」の決勝が行われ、Audi Team HitotsuyamaのAudi R8 LMS ultraは5位入賞を果たした。 今年44回目を迎えた「鈴鹿1000km」は、1周5.807kmの鈴鹿サーキットを173周するSUPER GT最長のレース。それだけに、第3ドライバーの起用が認められるが、Audi Team Hitotsuyamaはリチャード・ライアン選手と藤井誠暢選手の2名で伝統のレースに臨んだ。

29日の午後には、曇り空のもとノックアウト方式による予選が行われ、Audi Team Hitotsuyamaはライアン選手がQ1に臨み、1分59秒514のベストタイムをマーク、7番手でQ2進出を果たす。そして、Q2を担当する藤井選手は2分0秒013を叩き出し、10番グリッドを獲得した。ポールポジションは#2のシンティアム・アップル・ロータスが獲得している。

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30日の12時39分、小雨のなか決勝レースがスタート。ドライコンディションではトップ3と0.5秒から1秒のラップタイム差があるAudi R8 LMS ultraだが、得意のウェットコンディションを味方にして、スタートドライバーのライアン選手は10位から6位までポジションをアップする。

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序盤にはタイヤバーストに見舞われたものの、最小限のタイムロスで乗り切ったAudi Team Hitotsuyama。中盤以降には雨が上がり、Audi R8 LMS ultraにとっては不利な状況にとなるものの、藤井選手、ライアン選手ともに着実に周回を重ねていく。

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その後は2度のセーフティカー導入があり、GT500クラスが163周したところで規定時間の18時25分に達してレースは終了。Audi Team Hitotsuyamaの#21はノートラブルで走り抜き、トップと1周差の5位入賞と健闘した。

150831-SGT-03.jpg優勝はアンドレ・クート/千代勝正/富田竜一郎組がドライブする#10のGAINER TANAX GT-R。
レース後、Audi Team Hitotsuyama代表の一ツ山亮次氏は、「今日の結果は間違いなく現状のマシンとBoP(性能調整)の中で見せることがで きるベストリザルトでした。Audi R8はSUPER GTでは性能調整でライバル勢と比較し不利な状況にありますが、ノーミスで6時間を走り切り、5位を獲得することができました。上位勢が次々とトラブルやペナルティで後退していくなか、着々と順位を上げていった今回のレースはまさにAudiらしいレース展開だったと思います。残り3戦はAudiが得意なサーキットが続きます。現行型Audi R8で有終の美を飾れるよう、さらに気を引き締めていきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」と力強く語った。

次戦は第6戦の菅生。Audi R8が得意とするコースで再び表彰台を手にすることができるのか? Audi Team Hitotsuyamaの戦いに注目しよう。

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(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi, GTA)

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