130802-SPA-04.jpg2013年7月27日、28日に決勝レースが行われたスパ24時間レースで、Audi R8 LMS ultraが3位でフィニッシュし、表彰台を獲得した。 今年65回目を迎えたスパ24時間には70台以上がエントリーし、うち65台が決勝レースに望んでいる。

予選からアウディ勢は苦戦を強いられ、決勝でも優勝は難しいと見られていたが、それでも、アウディ勢はポディウムを目指して24時間を走りきった。

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そのかいあって、ロッテラー/ミース/スティプラーが3位表彰台を獲得、また、4位に、ハーセ・ジャービス・プリマがつけた。

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アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング・ウルリッヒはレースをこう振り返る。

レギュレーションによってパフォーマンスを抑えられたために、われわれのマシーンは優勝争いに参加する権利を完全に奪われてしまいました。われわれは、トップ集団から幾度にもわたって周回遅れにされましたが、これはレギュレーションが過剰な性能差を生み出したことを表しています。

昨年のスパで優勝したフランク・スティプラー、ブランパンシリーズ・チャンピオンのクリストファ・ ミース、DTMチャンピオンのマティアス・エクストローム、2度のルマン優勝経験を持つアンドレ・ロッテラーやマルセル・ファスラーでさえ勝利のチャンスがまったくなかったのですから、これは明白な事実だといえます。この大きな差を埋めるために、ドライバーたちは多大なリスクを受け入れなければなりませんでした。2011年や2012年と同じく、すべてのアウディのカスタマーチームは優勝を目標にこの地を訪れましたが、今年の優勝獲得は絶望的でした。世界最大のGT3レースではレースに参加した9ブランドすべてによる激しいバトルが展開されるべきであり、今回の状況は非常に遺憾です。

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また、quattro GmbH カスタマースポーツ部門責任者であるロモロ・リブチェンは次のようにコメントした。

デイトナでクラス優勝を遂げたあと、われわれは今年中に他の24時間レースでAudi R8 LMS ultraによる総合優勝を勝ち取ることを切望していました。Audiのファンは入念な準備を整えてレースに来ていましたが、今年のスパではトップドライバーですら優勝のチャンスを与えて貰えませんでした。今年は残りあと半年足らずですが、その間に複数のタイトルを獲得しAudi R8 LMS ultraの本来のパフォーマンスを証明したいと思っています。

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性能調整により厳しい状況が続くAudi R8 LMS ultra。優勝争いに復帰できるのはいつ?

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