130623-lemans-04.jpg2013年6月22日15時(現地時間)、ルマン24時間レースがスタートした。 ときおり雨がぱらつくあいにくの空模様のもと、24時間レースの火蓋が切られた。オープニングラップのストレートエンドで、カーナンバー1(以下#1)のAudi R18 e-tron quattroを駆るアンドレロッテラーが2番手からトップに躍り出る。これに、#7、さらに、#8のトヨタTS030ハイブリッドが続き、序盤から激しいトップ争いが演じられた。

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130623-lemans-05.jpgしかし、#95がテルトルルージュでクラッシュし、その対応のために約1時間セーフティカーが先導することに。再スタート後は、#7が順位を落とすものの、Audiの3台とトヨタの2台がトップ争いを続ける。
ピットインで順位が変わるものの、レースをリードし続ける#1のAudi。スタートから3時以上経過した18時21分にロッテラーからトレルイエにドライバー交替する。これと前後して、#2がマクニッシュからデュバル、#3がディグラッシからジャービスに交替。トヨタよりもピットインの回数が多いAudiは、TS030を引き離しに掛かり、#1、#2、#3の順でレースをリード。

ところが、7時間目の後半、21時43分に#1がピットイン。オルタネーターのトラブルが発生し、44分、12周をロスし、優勝争いから離脱する結果に。

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さらに、#3も接触事故やパンクなどにより、4番手に順位を落とす。

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ここで踏ん張ったのが#2のデュバル。6スティント乗車後、トップでステアリングをクリステンセンに委ねている。

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その後、上位グループは#2、#8、#7、#3の順で周回を重ねる一方、#1はブレーキペダルの交換やスローパンクチャーなど、不運が続いている。

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18時間経過時の順位は次のとおり。

1 #2 Audi R18 クリステンセン 263周
2 #8 トヨタTS030 サラザン 262周
3 #7 トヨタTS030 ブルツ 261周
4 #2 Audi R18 ディグラッシ 261周
6 #1 Audi R18 ファスラー 252周

ゴールまであと6時間。#2がこのままトップを守ることを祈りたい。

(Text by Satoshi Ubukata)

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