130414-WEC-06.jpg2013年4月14日、2013年WECの開幕戦がイギリス・シルバーストーンで行われ、アウディR18 e-tron クワトロが1-2フィニッシュを決めた。 2年目を迎えるWEC(FIA世界耐久選手権)が、イギリス・シルバーストーンで開幕した。第1戦は6時間の耐久レースで、最速クラスのLMP1では今シーズンもまたアウディとトヨタのハイブリッド対決が繰り広げられる。

130414-WEC-04.jpgアウディは2013年モデルのR18 e-tron クワトロを2台投入。カーナンバー1(以下#1)には、ディフェンディングチャンピオンのマルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエが乗車する。
130414-WEC-05.jpg一方、#2のR18 e-tron クワトロにはトム・クリステンセン、アラン・マクニッシュにロイック・デュバルが加わり、優勝を狙う。
予選では、#7のトヨタTS030ハイブリッドがポールポジションを獲得。さらに#8のTS030ハイブリッドが2位に着けてフロントロウを独占。一方のアウディは、#2が#7から3秒262遅れの3位、#1が5秒467遅れの5位に終わる。

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ところが決勝レースでは、6周目には#2をドライブするマクニッシュがトヨタ勢をかわしてトップに躍り出て、また#1のトレルイエも7周目には2番手にポジションを上げる。

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ここからアウディ勢の快走が続くが、77周目に#1のファスラーが#2のデュバルを捉えてトップに浮上。その後は交替した#1のロッテラーが#2のクリステンセンとの差を広げていった。

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しかしレース終盤、#1はフロントに駆動力が伝わらなくなるというトラブルに見舞われ、#2にトップの座を明け渡さざるを得ない状況に。ゴール直前の195周目、#2のマクニッシュが#1のトレルイエをかわしてトップに躍り出てフィニッシュ。#1は3.4秒遅れの2位でフィニッシュ。2台のトヨタTS030ハイブリッドはともに1周遅れで#8が3位、#7が4位でレースを終えた。 

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開幕戦を1-2フィニッシュで飾ったアウディは、次戦のスパフランコルシャン(5月4日)では3台のR18 e-tron クワトロを投入し第3戦のルマンに備える考え。これに対してトヨタがどんな手を打ってくるのか? 両者のバトルが楽しみだ。

(Text by Satoshi Ubukata)

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