130429-2-Grid Walk-4.jpg2013年4月29日、富士スピードウェイにおいて2013 SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝が行われた。

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GW真っ只中、4万8500人あまりの観客と、雄大な富士山が見守るなか、SUPER GT第2戦が行われた。

28日には予選が行われ、GT300クラスは26台のマシーンがポールポジションを懸けてタイムアタックに臨んだ。

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Audi R8 LMS勢は、開幕戦に引き続き、#21 Zent Audi R8 LMS ultraと#30 IWASAKI apr R8の2台がエントリー。2013年モデルの#21は、前回の岡山でGTA調整値40kgが上乗せされて車両重量が1330kgと不利な状況だったが、この富士ではその40kgが免除されて1290kgに。ただし、2013年モデルの特徴であるリアディフューザーは使用できなくなった。

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ノックアウト方式の予選では、Q1の上位13位までがQ2に進むことができる。

#21 Zent Audi R8 LMS ultraはトップからコンマ888秒おくれの14番手、#30 IWASAKI apr R8が同2秒005おくれの23番手で、いずれもQ2進出とはならなかった。

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130428-1-Practice-20.jpgQ2では#16 MUGEN CR-Z GT、#55 ARTA CR-Z GTのホンダハイブリッドがフロントローを独占するかに見えたが、最後の最後に#61 SUBARU BRZ R&D SPORTがトップタイムをマーク、2週連続のポールポジションを獲得した。
決勝は29日14時にスタート。ポールポジションを獲得した#61のBRZだったが、1周目に#16のCR-Zにかわされ2位に順位を落とし、さらに3周を終えてトラブルでピットイン、早々にレースを終えてしまった。

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3番手のスタートの#55のCR-Zは、フォーメーションラップ中にスピンし、その際、本来なら最後尾につかなければならなかったにもかかわらず、3番手に戻ってスタートしたことから、ペナルティを科されて戦線から離脱。これにより#16が独走することに。

130429-3-FInal-13.jpg#21のR8はスタートの14位から、一時8位までポジションを上げたが、50周目にマシーントラブルのためコース脇にストップし無念のリタイアとなった。
130429-3-FInal-25.jpg一方、#30のR8は、ベストタイムで#21を上回ったものの、ピット作業違反によりドライブスルーペナルティを科され、トップから3周遅れ、15位での完走となった。
さて、終盤までトップを守り続けていた#16のCR-Zだったが、残り8周というところでフロントタイヤ交換のためにピットイン。この間に約40秒後方を走行していた#31 Panasonic apr PRIUS GTが逆転。そのまま逃げ切った。ハイブリッドの優勝はこれが初めて。2位は#16のCR-Z、3位は#86 クリスタルクロコ ランボルギーニGT3。

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130429-3-Final-27.jpgGT500クラスは、ポールポジションからスタートした#36 PETRONAS TOM'S SC430が優勝。さらに上位4台をSC430が独占する結果となった。
次戦は6月16日のセパン。灼熱のサーキットでAudi R8 LMS ultraがどんな走りを見せてくれるのか、楽しみにしたい。

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)

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