130108-MS-02.jpgアウディスポーツが2013年の活動計画を発表。今シーズンのテーマは「FIA 世界耐久選手権(WEC)のタイトル防衛」「ドイツ ツーリングカー選手権(DTM)への参戦継続」そして「アメリカにおけるモータースポーツ活動の強化」だという。 ■WEC----改良型R18 e-tronを投入

130108-MS-05.jpgWECのディフェンディングチャンピオンとして2013年シーズンを迎えるアウディは、アウディスポーツ・チーム・ヨーストが2台の改良型R18 e-tronでシリーズに参戦。ルマン24時間とスパ-フランコルシャンには3台体制で臨む。
WECおよびルマン24時間では、マルセル・フェスラー(スイス)、アンドレ・ロッテラー(ドイツ)、ブノワ・トレルイエ(フランス)に加えて、ルーカス・ディグラッシ(ブラジル)、ロイック・デュバル(フランス)、マルク・ジェネ(スペイン)、オリバー・ジャービス(イギリス)、トム・クリステンセン(デンマーク)、アラン・マクニッシュ(スコットランド)がR18 e-tronのステアリングを握ることになる。

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■DTM----ジェイミー・グリーンがアウディ入り

DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は2012年と同じレギュレーションのもとでレースが行われる。アウディスポーツは、5月5日の開幕戦(ホッケンハイム)に向け、A5 DTMの戦闘力アップに努めている。アウディスポーツ代表のウォルフガング・ウルリッヒは、「2012年シーズンは、マシーンの能力を十分に引き出すことができませんでした。DTMでは、コンマ数秒の差が勝敗をわけます。2013年の目標は、A5 DTMでこの貴重なコンマ数秒のタイムアップを達成することです」と述べる。

マシーンの進化に加えて、ドライバーの増強も図られる。今シーズンから、イギリス人ドライバーのジェイミー・グリーンが新たにアウディ陣営に加わるのだ。グリーン以外のドライバーとしては、マティアス・エクストローム(スウェーデン)、ティモ・シャイダー(ドイツ)、フィリペ・アルブケルケ(ポルトガル)、エドアルド・モルタラ(イタリア)、マイク・ロッケンフェラー(ドイツ)、エイドリアン・タンベイ(フランス)が名を連ねる。

■アメリカでの活動は?

130108-MS-01.jpg1月26日〜27日にフロリダ州デイトナで開催されるデイトナ24時間では、3台のR8 GRAND-AMが参戦。今後アウディはGRAND-AMシリーズに注力する考えだ。
一方、3月16日にフロリダで開催されるセブリング12時間はR18 e-tronで参戦するが、LMP1マシーンでセブリングに参戦するのはこれが最後になる見込みだ。

■R8 LMS ultraに2013年モデル
130108-MS-04.jpg日本のSUPER GT選手権でもおなじみのR8 LMS ultraが進化。リアセクションを改良した2013年モデルが2013年2月から順次デリバリーされる。
今シーズンも世界各地でアウディの活躍が見られそうだ。

(Text by Satoshi Ubukata)

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