悪天候で安全に走るコツ[後編]

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161003-Kasai-01.jpg悪天候で安全に走るコツは、「あえて何もしないこと」!?
■ジョイントやマンホールでのスリップ

前編のハイドロプレーニングに似たような現象が、橋の継ぎ目やマンホール、白線を踏んだときなどに起きることがあります。ハイドロプレーニングと現象は似ていますが原因が違います。路面のミューが違いすぎるためにグリップを失ったためですので、これはスリップと考えます。

ジョイントやマンホール等でのスリップもグリップはすぐに回復しますので、対処方法は前編のハイドロとまったく同じです。

■風によるふらつき

これも対処は同じです(笑) しっかりハンドルを持ち、車体が流されていれば微修正しますが、ハンドル、アクセルの維持ができていれば大きくは流される心配はありません。

ただし、車の大きさやサスペンション、タイヤの柔らかさなどの影響が大きいので、車高の高い車やサスペンションの柔らかい車などでは無理は禁物です。自分の車の特徴をしっかりつかみ周りのペースに惑わされないようにしましょう。

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これらすべての現象において、実際はハンドルの手ごたえが抜けたり、アクセル踏みごたえも抜けたように感じるのでついついハンドルを戻したり、切りこんでみたり......アクセルに関しては抜く人がほとんどでしょう。

それに対して、何もしないということは、その状態を維持するための動作です。

とっさにそうできるようになるには、心の余裕、予知運転が必要となりますし、事前準備や検査も大事です。

普段から空気圧をチェックし偏摩耗を防ぐことも、ウェット性能を犠牲にさせないひと工夫となります。スリップサインは、1.6mmに設定されてますが、それが出ているようでは雨天での排水性はかなり落ちています。

タイヤによって溝深さは違うので一概にはいえませんが、新品時の溝深さを把握し、新品時に7〜8mmだった場合は5mmを切ったら交換くらい......が理想ですが、そうもいかない場合は性能ダウンを考慮したドライビングが必要なことも頭に入れておきましょう。

溝が太く深いタイヤほどハイドロには強いと思っても構いません。スポーツタイヤはウェットグリップは高くても溝は浅いのでハイドロには弱いです。高速道路で水たまりのできているような場合、太いスポーツタイヤを履いている人はファミリーカーに抜かれても熱くならないようにしましょう(笑)

(Text by Michiya Kasai)

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Author:笠井道也

タイヤメーカーのテストドライバーとして勤務するかたわら、整体・カイロプラクティックの勉強を続け、2013年に整体・カイロプラクティックを主とした治療院を開業。趣味はクルマと釣り、ランニング、サイクリングなどと多彩。

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