【ミニ試乗記】Audi A5 Sportback 2.0 TFSI quattro sport

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170509-A5-2.jpgAudiのミッドサイズクーペ「Audi A5」シリーズがフルモデルチェンジ。販売の中心となる4ドアクーペ「Audi A5 Sportback」を試乗会でドライブした。
ニュースでもお伝えしたとおり、フルモデルチェンジした「Audi A5」シリーズが揃って日本デビューを果たし、さっそく試乗の機会が設けられた。

Audi A5シリーズの"本流"は2ドアクーペだが、実際の販売は4ドアクーペの「Sportback」が高い比率を占める。ということで、箱根で行われた試乗会ではAudi A5 Sportbackを選び、短時間ながらドライブを楽しむことにした。

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日本では、Coupe、Cabrioletは2.0 TFSIエンジンを搭載するquattro仕様だけであるのに対し、SportbackではFFとquattroの両方が設定される。ただ、FFのデリバリーが2017年7月下旬以降になるため、今回試乗できたのは「Audi A5 Sportback 2.0 TFSI quattro sport」である。

モデルの概要については前述のニュースをご覧いただきたい。

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さっそく運転席に陣取ると、デザインが一新されたコックピットがとても印象的だ。水平基調をより強調したダッシュボードやドライバーを囲むようにデザインされたコンターコンソール、そして、フルデジタルメーターのアウディ バーチャルコックピットなど、Audi A4とほぼ共通のデザインとはいえ、上質で先進的な雰囲気に仕上げられているのは確かだ。

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デザイン以上にうれしいのが後席の進化だ。初代Audi A5 Sportbackには2人分のリヤシートしか用意されていなかったが、新型では3人が乗れるようになったからだ。もちろん、後席中央は補助席という位置づけだが、これがないというだけでAudi A5 Sportbackを選択肢から外していたという人は少なくないはずだ。

さらに、レッグスペースやヘッドルームも拡大し、着座姿勢もより自然になったのも、このクルマの購入を考えている人には見逃せないポイントである。

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搭載されるパワートレインはAudi A4と同じ。2.0 TFSIは252ps/370Nmに性能がアップされ、これに7速Sトロニックが組み合わされている。それだけに、走りの印象は期待どおりで、1000rpmを上回るあたりからすでに豊かなトルクを発揮する2.0 TFSIは、アクセルペダルの操作に素早く反応し、まさにドライバーの意のままにクルマを前に押し出してくれる。

通常は2000rpm以下でも流れをリードできるだけの実力を持つが、さらにアクセルペダルを踏み込めばスポーツモデルに迫る爽快な加速を示す。しかも、quattroだけに、4つのタイヤがしっかりと路面を捉えるおかげで、加速の際にも進路が乱れるようなことはないし、常に落ち着いた挙動を見せるのが、走りのクオリティを高めている。

それでいて、山道を飛ばすような場面では軽快感があり、全長4750mm、全幅1845mmというサイズを意識させないのがいい。

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驚いたのは、しなやかで洗練されたクルマの挙動。試乗車にはメーカーオプションの19インチホイールと255/35R19タイヤが装着され、標準よりも1インチアップ。しかも、「sport」仕様のため、スポーツサスペンションが採用されている。Audi A4の経験から、硬めの乗り心地を覚悟していたが、確かにやや硬めではあるものの、しなやかで落ち着きのある動きを見せ、乗り心地も実に快適。重くなったはずのバネ下の動きも、上手に手懐けていたのだ。

デビューから月日を経るごとに洗練されていくのがAudiの常であり、サスペンションについても日々改良が加えられていると思われるが、さらにこの試乗車に搭載されるダンピングコントロール付きスポーツサスペンション、すなわち、電子制御ダンパーが、走りと乗り心地を高い次元で両立しているのは間違いない。

通常のスポーツサスペンションを装着するAudi A4よりも、ダンピングコントロール付きスポーツサスペンションを標準装着するAudi S4のほうが、走りと乗り心地のバランスは高かったことを考えると、今回の好印象もその恩恵が大きいに違いない。

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ということで、Audi A5 Sportbackの第一印象は期待以上で、Audi A4/A5シリーズのなかではいま最も魅力的に思えるクルマになった。さらにどんな魅力が発見できるか、機会を見つけてじっくり試乗したいと思う。

(Text by Satoshi Ubukata)

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