150630-Luna-02.jpg2015年6月25日、AUDI AGは「Google Lunar X Prize」に参加するドイツの「Part-Time Scientists」をサポートすると発表した。quattroなどのノウハウが無人の月面探査車に注ぎ込まれることになる。 Google Lunar X Prizeは、月面の無人探査を競うコンテストで、民間開発の月面探査機を着陸させ、500m以上走行して高解像度の映像を地球に送信するというもの。賞金総額は3000万ドル。

Audiは、ドイツで唯一このコンテストに参加するPart-Time Scientistsに対して、軽量構造、e-モビリティ、quattro、自動運転といった技術的な部分でサポートを行い、Part-Time Scientistsの月面探査車にAudiのノウハウを注ぐ。

Part-Time Scientistsのリーダーであるロバート・ベーメ氏は「Audiという強力なパートナーを得て、私たちは技術とモビリティ性能において大きな飛躍をすることができます。これからの相互の関わりを楽しみにしており、有意義なパートナーシップとなることを期待しています」と述べた。

さらに、ミュンヘンにある「Audi Concept Design Studio」がこの月面探査車を改良した「Audi lunar quattro」を製作し、Part-Time Scientistsの月面探査車とともに2017年に月に送り込む予定だ。

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AUDI AGセールス&マーケティング担当取締役のルカ・デ・メオ氏は、「私的な資金提供による月へのミッション、というコンセプトは魅力的です。そして革新的なアイディアは、これを推進してくれるサポーターを必要とします。私たちはPart-Time Scientistsへの関わりによって私たちの想いを発信し、他のパートナーたちがそれぞれのノウハウによって貢献することを促進したいと思っています」とコメント。

また、AUDI AG技術開発担当取締役のProf. Dr. ウルリッヒ ハッケンベルク氏は、「私たちは、このプロジェクトに私たちの軽量構造、エレクトロニクスそしてロボット工学などのノウハウをもって貢献することができることをうれしく思います」と述べている。

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果たしてAudi lunar quattroは月を走ることができるのか? プロジェクトの行方を見守りたい。

(Text by Satoshi Ubukata)

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