2014年12月12日、Audiは新型Audi RS 3 Sportbackを発表した。※ギャラリーはこちら
Audi A3シリーズ最強のスポーツモデル「Audi RS 3 Sportback」が、ついに発表になった。伝統の5気筒ターボを搭載、2.5Lの排気量からコンパクトクラス最強の367psを発揮する。
Audi RS 3 Sportbackのエクステリアは、ひと目でノーマルモデルとの違いが見てとれる。Audiを特徴づけるシングルフレームグリルは、マットアルミニウムのフレームとハイグロスブラックのハニカムグリルの組み合わせ。フロントバンパーに設けられた大型エアインレットが、ボンネット下に収まるハイパワーエンジンの存在をアピールしている。
ワイドなフロントフェンダーやマットアルミルックのドアミラー、彫りの深いサイドシル、大型のリヤルーフスポイラーも、ノーマルモデルとAudi RS 3 Sportbackを区別するうえでのポイントだ。ノーマルに比べて車高は25mm低く、235/35R19タイヤとあいまって、非常にスポーティなサイドビューを形成する。
さらに、ハイグロスブラックのリヤディフューザーと楕円のテールパイプにより、迫力あるリヤビューに仕上げられている。
黒を基調とした室内は、フラットボトムのステアリングホイールやファインナッパレザーのスポーツシート、アルカンターラのドアトリムがスポーティで上質な雰囲気をつくり上げている。
オプションで、ダイヤモンドステッチが施されたSスポーツシートや、RSバケットシートなどが用意される。
エンジンは、2.5L直列5気筒ターボの2.5 TFSIを搭載。最高出力は367ps、最大トルクは465Nmを誇り、0-100km/h加速は4.3秒、最高速度は250km/h（リミッター作動）をマーク。オプションでリミッターを280km/hまで引き上げることも可能だ。
トランスミッションは7速Sトロニックが組み合わされ、電子制御油圧多板クラッチによりフルタイム4WDのquattroを実現している。フロントのピボットベアリング、プログレッシブステアリング、スポーツサスペンション、オプションのマグネティックなどは専用にチューンされ、RSモデルにふさわしいパフォーマンスを示す。カーボンセラミックブレーキがオプション設定されるのもハイライトのひとつだ。
新型Audi RS 3 Sportbackは、2015年夏にもヨーロッパでの販売が開始される。ぜひ日本にも導入を！
(Text by Satoshi Ubukata)
